北海道 厚岸郡浜中町姉別緑栄205
株式会社Grateful Farm
企業概要
- 会社名
- 株式会社Grateful Farm
- 代表者
北海道の人々の温かさから生まれるチーズ
Grateful Farmは北海道の東、浜中町にあります。Grateful Farmの母体である松岡牧場の松岡さんは、1998年に愛知県からこの町に移住。2009年に松岡牧場を立ち上げました。松岡さんはアメリカに在住した後、日本に帰国し全国を旅していた際にこの地を気に入り、そのまま浜中町に移住。2009年に牧場を立ち上げました。松岡さんご夫妻と従業員がふたり、そして、季節ごとに旅人が訪れ、1ヶ月から3ヶ月程度働いていくと言います。日本人だけでなくフランス人や台湾人など、国籍も多彩です。
酪農を始めた後、2011年の東日本大震災があり、「誰かに任せるのではなく自分の手で作った安心・安全なものを提供したい」という思いを強くした松岡さんは、自身が絞った牛乳をまず人々に届けるべく邁進し、牛乳を販売するためにチーズ工房も立ち上げました。ようやく形になったのは2015年くらいのことだそう。乳製品のなかでいちばん奥深く、大変でもあるのがチーズですが、これを軌道にのせ、ヨーグルトやアイスクリームなどの乳製品も作っていこうと考えたそうです。
製造工程を変えず、季節ごとの出来の違いを楽しんで欲しい
チーズは、松岡牧場・グレイトフルファームの牛乳と塩のみで作られています。松岡さんはチーズの製造の工程をあえて変えず、季節ごとの製品の差をそのまま提供しています。「クオリティを合わせるより、牛乳の差が出るように製造工程は変えず一定にし、牛乳によって製品に差が出ても、それを夏のチーズ、冬のチーズというように楽しんでいただけたらと思っています。放牧時期に作るチーズは黄色が強くなります。放牧地に黄色いバターカップという植物があり、それを牛が食べているからなんですね。黄色ではダメと制限はせず、どうして黄色いの?と聞かれたら、牛がこれを食べているからだよと言える方が面白いと思いませんか? 牛たちにも負担がかからず、そして環境にも優しい仕事をと考えると、こういった方法が自然なのではないかと思います。実は牛たちは寒さには案外強く、冬でも日中は外にいるんですよ。吹雪のときなどは牛舎にいるのですが、久しぶりに外に出ると、牛たちも喜んで走り回るんです。とても嬉しそうで見ていると面白いんですよ。」と松岡さんが嬉しそうに語ってくれました。
牧場を始めて10年を超え、当初は48頭でスタートした牧場には、現在仔牛も含めて131頭の牛たちがいます。「商品を作るために生産量を上げたいという意味もありますが、乳牛は赤ちゃんを産むまで2年、2回くらい赤ちゃんを産み、新しい牛に変え更新していくのが通常です。古くなった牛は市場に出し、お肉になることが多いのですが、僕自身は牛がかわいそうでそれができず、まだ大丈夫だからとみんな一緒に育ててきました。牛は牧場では経済動物ですから、そういったメンタルではいけないと思うのですが、やはり家族ですからとても切なくて。搾乳をしていると牛たちも乳房の病気になったり、分娩後に病気にかかったりすることもあります。そういったことを乗り越えて一緒に最後まで頑張ってくれた牛を最後に肉にするというのが腑に落ちなくて、いつか、一生懸命乳牛として活躍した牛たちを老人ホームならぬ老牛ホームのような施設を作って見送ることができたらと考えているんです。もちろん、牛乳やチーズを作るという仕事をしていますが、あくまで中心は暮らし。牛にも、自分が作る製品にも、気持ちに余裕がある状態で接していきたい。それがおいしい製品を生むいちばん大事なことだと考えています。」
松岡さんの大切にする『暮らし』がよくわかるエピソードがあります。「牧場に働きにくる若い子たちに、最初は週休6日でいいよと言うんです。体力的にも精神的にも大丈夫なら増やしていけばいいって。でも最終的にはみんな週休2日まで仕事をするようになります。牛の面倒を見ていると、気になる牛が出てきたりして、あの子どうなった? って。気になるから仕事をするんですね。そういう気持ちを大切にしていきたいです。北海道にいると、来てよかったと思うことばかりです。きれいな夕焼け、いい人に会っておいしいものを食べる。そういう時間の使い方が豊かさだし、忘れたくない大事なことですよね。」
いちばん食べて欲しいのは子どもたち
安心で安全な、牛乳、チーズを、子どもたちにいちばん食べて欲しいと言う松岡さん。
「有機牛乳ができるので、保育園や幼稚園に送り、そういった場所で子どもたちに飲んでもらう取り組みを始めるところなのですが、牛が食べるエサも自分で作っているので、すべて把握していますし、牧場もすべて見せることができます。まったく不安なく僕たちが自信を持って提供できるものですから、これからもそういった取り組みを広げていきたいと思っています。チーズの価格も、もっと下げられるよう努力していきたいです。僕たちが作るチーズは、そのまま食べていただけるものが基本ですが、シュレッダーチーズはオムレツやグラタン、リゾットなどに。カチョカバロというチーズは1cm程度の厚さにスライスし、フライパンで焼いて食べるとおいしいですよ。」
暮らしを中心に、豊かな心を育み、食で人々に夢を与えられたらと言う松岡さんには、こんな夢もあります。
「貧困の子どもや、大人でも自殺者が増えているというニュースを見聞きしますが、あまりに切なく、思い余ってキッチンカーを作ったんです。このフードトラックを使っていつか全国を回り、僕たちのチーズを子ども食堂として回ろうと考えています。ピザ窯を積んでいるのでピザを作って、牛乳も飲んで欲しいですね。出会った子どもたちに、これがおじさんの作ったチーズだよって、僕自身が愛知から北海道に移住してチーズを作るようになったんだよって、製品を食べてもらうだけでなくお話しもすることで子どもたちに夢を与えられたら、こんなに嬉しいことはありません。」
グレイトフルファームのチーズは、食を通してその奥にある豊かな生活を表現したいという松岡さんの自信作です。これうまっ!からぜひご購入ください。
お知らせ
運営会社 | 株式会社Grateful Farm |
---|---|
代表者 | 松岡慶太 |
所在地 | 〒088-1649 北海道厚岸郡浜中町姉別緑栄205 |
電話番号 | 0153-68-6400 |
販売価格 | 各商品ページの表記をご確認ください。 |
商品代金以外に必要な費用 | 送料一覧をご確認ください。 |
代金の支払い方法 | 【クレジットカード決済】 取り扱い可能なカードブランドは VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS となります。 【コンビニ決済】 取り扱い可能なコンビニは ファミリーマート / ローソン・セイコーマート となります。 【銀行振込】 前払いにてお願いしております。振込先は商品の購入後にお知らせいたします。 |
---|---|
代金の支払い時期 | 【クレジットカード決済】 各クレジット会社からの引き落とし日がお支払日となります。 |
商品の引渡し時期 | 決済後、ご注文翌日から一週間にメーカーから直接発送されます。(欠品等の場合は別途商品ページに記載) |
キャンセル・交換について | 運営会社と会員が当サービス上で合意した場合のみキャンセル・返品や交換が可能です。商品に瑕疵がある場合には、運営会社へ直接ご連絡ください。 |